プロフェッショナルの条件
始めてドラッカーの本を買った。それまでのドラッカーの著作を日本の人がまとめて2000年に発売されたもののようだ。
「はじめに」を読んだので、本文を読む前にメモ。
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ドラッカーは20世紀最大の出来事を人口革命だと言う。それは量的にはもちろんだが、質的には、それよりも重要なこととして肉体労働者から知識労働者への重心の移動がある。そして知識労働者の寿命が長くなる一方で、企業寿命は短くなっていく。それは知識労働者の寿命が企業の寿命よりも長くなるということだ。
知識労働者は二つの点で他のいかなるものとも異なる。
- 生産手段を所有する。しかもそれは携行品
- 雇用主(組織)よりも長生きする
そして、彼らの生産手段である知識は高度に専門分化して初めて意味をもつ。
マネジメントの定義は1つしかありえない。それは、人をして何かを生み出させることである。
今や唯一の意味ある競争力要因は、知識労働の生産性である。その知識労働の生産性を左右するものが知識労働者である。雇用主たる組織の盛衰を決めるのも、一人ひとりの知識労働者である。これらのことが何を意味するかが、本書の主題である。(中略)これからの数十年にわたって、知識労働者として活躍する人としない人、知識経済において繁栄する組織としない組織の差は歴然となる。まさに本書は、読者の方々が、成果をあげ、貢献し、自己実現していくことを目的としている。
プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))の「はじめに」より
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こんなところ。
ドラッカーは明治維新と戦後の復興という点において日本すげーといってます。そして今の日本はそれと匹敵するほどの転換点にいると。ただこれまでと違う点は、過去二回の転換点が失敗に起因するのに対して今回は成功の結果今があるということだと。
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今日は会社を休んで退社手続きをしてきました。帰ってきて本を読み始めたら眠くなってきたので昼寝をしてさっき起きたので頭がまだ元気です。