渋滞学

この本はいろんな渋滞について分かりやすくかいてあるんだけど、かなりマジメな本で、渋滞「学」という学問に関する本のようです。

渋滞学ではまだまだ研究がこれから、みたいな領域がたくさんあるらしく高校生くらいでこの本を読んでいたらこの方面に進みたい!と思わせるくらい興味深いことがいっぱい書いてあり、そのどれもがまだまだこれから研究が盛んになっていくでしょうみたいな書き方をされていて、しかも分かりやすく書いてあるので、自分でも研究できるんじゃないか、とか思わせる力があると思いました。

ASEP(Asynmmetric Simple Exclusion Process)という優れたモデルを使って渋滞の仕組みを解説したりとか、渋滞になる境目の状態のこととか、おもしろいなーと思いました。

そもそも待ち行列ってのは日常生活のあらゆる所に存在するわけだから、それについてある程度の仕組みを知っているのは楽しいんじゃないでしょうか。
学生の頃に待ち行列理論とかやったけど今頃になってもっとちゃんと勉強したいとか思いはじめました。
Webサーバーも待ち行列とかすげー関係あるしね。

渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)