今年の抱負

さて、今年の抱負なのです。
いろいろと考えたのですが、結局このようになりました。シンプルに。

  • 簡単なことを一つずつ、地道に、ちゃんとやる
  • 人と人とのつながりを大切にして、人を好きになる

別に大したことじゃないけど、今の自分にとっては大切なこと。

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当たり前だけれど、難しいことをやるには時間がかかる。実行するのにも時間がかかるし、それ以前の、計画、構想段階で時間がかかる。というか、「なにをやるか」決めるのに時間がかかる。そして無為のうちに時間が過ぎ去っていくのだ。「おれはこれをやるのだ」という断固たる決意みたいなものは別にないのだ。
「なにやろっかなー」
こんな感じ。いつも。で、ちょこちょこと「これやろう」「あれやろう」という考えが浮かぶんだけれど、その考えをこねくり回しているうちに「やっぱこれはないよな」とか「他の人がもうやってるからいいや」とか「ちょっとめんどくさいな」とか、自分にいい加減な言い訳をして結局何もやらない。やらないからレベルアップしない。
その一方で、レベルアップする(したつもりになる)簡単な方法はインプットすることだ。本とかWebとかから。これはラク。すごくラク。すべては目に見える形で自分の目の前に提示されるのだから、それに対して何らかのアプローチをすればいいだけだからだ(別にしなくてもいいけど)。まじめにやればある程度まではレベルアップできる。知識が増える。でも、はっきり言ってそれだけだ。詰め込んだ知識はいずれこぼれ落ちていくかもしれない。使わない知識はいずれ忘れる。
あー、長くなってきた。
まあそんなわけで、一つ目の抱負なのです。一歩ずつでいいから前に進むこと。ちゃんと頭を使って考えて、手や足や体を動かして、自分の経験として学んでいくこと。世の中は難しいことだらけなので、できるだけ簡単なことに分解してみること。わからないことをわかった気にならないこと。などなどなど・・・。
ただ、こういう方法をとると必然的に歩みが遅くなったように見えることになる。なかなか前に進まない感じがする。たとえば、「プログラミングPerl〈VOLUME1〉」をただ単に読むだけなら1日で100ページ読めるかもしれない。でも、書いてあることを一つ一つ実際に試しながら読んだら一日で10ページ進むかどうかもわからない。そういうことだ。でもそれは「そんな気がするだけ」だということを決して忘れないでほしい。大切なのは「どれだけ自分のものにできたか」ということだ。わかっているか?将来のオレよ。

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さて、二つ目か。これはいいや。細かいことは言うまい。「繋がり」は大事。「一期一会」。

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最後に、読んでからずっと気になっていたこれへの答え
「やめること」を先に考えよう - My Life Between Silicon Valley and Japan
なのだけれど、「何もやめない」というのが答えだ。これまで大切な何かに一生懸命取り組んでいた、というわけでもないし、仕事は辞められないし、別に無理してやめることを探すこともないし。でもあえて言うならば「大量のインプット」をやめる。去年はさすがにインプットしすぎた。これは「やめる」というよりは「へらす」ことなので、つまりは「何もやめない」のであった。

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というわけで、2006年スタートです。
抱負なんて別に新年限定のものでもないし、気張らずにがんばりますかね。という気分。