プロフェッショナルの条件

途中まで読んでしばらく放置していたのだけれど、今日一気に読んだ。
読み始めは、、
プロフェッショナルの条件 - libnitsuji.so
9月末か。
この本は「はじめて読むドラッカー自己実現編】」ということで、数あるドラッカーの著作から一人ひとりの人間に焦点を合わせたものを抜粋してまとめたものです。まとめたのは訳者でもある日本人の方で、この本のためにすべてを訳し直したそうです。
まとめ、というか。印象に残ったこと。
組織(会社)に属する個人としてどのような心構えで働くか、というようなことが書いてあります。知識労働者が増えた。社会の主役は間違いなくこの人たちで、一人ひとりが責任を持って「成果をあげる」ということを意識して働く必要がある。会社が育ててくれると思うのではなくて自らを管理して成長していくこと。自分の強み、同僚の強み、上司の強みを知ってそれを生かすことが大切。弱みにこだわってはいけない。そもそも組織というものはお互いの強みを生かし、それによって弱みを中和することができるという利点を持っている。また、「成果をあげる」ということと、知力、想像力、知識とはほとんど関係がないと言っていて、成果をあげる地道な人は、亀のように地道に前に進み、先に目標に達するのだと。そして、知力、想像力、知識は単に成果の上限を設定するだけであると。
いろいろごもっとも、ごもっとも、ということがたくさん書いてあります。
特に面白かったところ(今日読んだ中で、だからPart4以降)。

  • Part4:2章「優れたコミュニケーションとは何か」
  • Part5:3章「何によって憶えられたいか」

だいぶおもしろかったけど、このあと立て続けにドラッカーの本を読むかというとたぶん読まないと思う。決して悪い意味ではなく。こんな本ばかり読んでいたら頭がパンクしてしまいそうだから。