娘に語るお父さんの歴史
もちろん「お父さん」ではないし、娘でもないのだけれど。
20世紀少年を読んだ影響からか「昭和」の時代に惹かれて買ってしまいました。昭和30年代から40年代の日本について。普通であることを目指した時代。目の前にある豊かさを求めてがむしゃらに走り続けた時代。急激な成長を遂げた時代。また、それによって失った数々のもの。それでもあのころは幸せだったのか?あとに続く子供たちへ何を与えることができたのか。
はたして、将来、自分の子供に胸を張って、この自分が生きた時代について何を語ることができるのでしょうか。子供たちに未来を夢見させる幸せを与えることができるでしょうか。そんなことを少しだけ、考えた。とはいえ今はとにかく自分のことで手一杯なのですが、頭の片隅にはこういう考えもおいておきたいものですね。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02
- メディア: 新書
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