大聖堂

大聖堂と人間の物語です。どちらかと言うと人間の物語です。
中巻あたりからまさに夢中になる。一心不乱に読む。原因は何かと言うとこれがまさに人間の物語だからと言いたい。でも実際はうまく説明できない。養老孟司も解説でこう書いているけれど、

読み出したら、最後まで読むしかない。(中略)だから中身の解説はしない。読めばわかるからである。

たぶんうまく解説できないんだと思う。それにこうやって突き放してくれた方がうれしい。
そして俺も当然うまく説明できないので箇条書きで。

  • 舞台はイギリス。年代は1120年くらいから1180年くらい。
  • 文庫本で上中下の3冊。1800ページくらい。
  • 裏表紙のあらすじみたいのは読まない方がいい。すごくつまらなそう。
  • 大聖堂について少し詳しくなる。
  • 漢字をカタカナで読むようになる。ネイヴとかアイルとかクロッシングとかクロイスターとかトランセプトとかチャンセルとか
  • とにかく面白い

小説にこんなに夢中になるのはすごく久しぶりだった。
さいごに、著者からのメッセージから抜粋。

これは、愛と憎しみ、野望と貪欲、欲望と怨恨と復讐との、ヒューマン・ストーリーである。

うむ。