相対性理論などわからん!!

科学系雑誌Newtonの2005年7月号
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009PSUYY/250-7104837-1956201
では、アインシュタイン100周年記念と題して

決定版 相対性理論 みるみる理解できる82ページ
特殊相対性理論一般相対性理論も実はむずかしくなかった!
読者との検討会を重ねて徹底的にわかりやすく!

という特集が組まれています。
「おもしろそうだな」と思って買ってみたのですが、あと20ページくらいのところでつまづく。

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光速に近い速さで飛ぶ宇宙船に乗っている観測者Aと月面の観測者Bを考える。
ほげほげ・・という説明によって「光速に近い速さで飛ぶ宇宙船を月面から見ると、宇宙船の時間の進み方が遅くなること」がわかりました。
ここまではよい。
しかし、まったく同じ設定で今度は逆に「宇宙船から月面を観測すると、月面の時間の進み方が遅くなるのだ」ときた。
なぜなら、「宇宙船から見ると動いているのは月のほうだから」とのこと。
いや、動いてるのは宇宙船でしょ?という感じで生理的に納得できない。
で、ここにきてその前のほうで説明されていたことが引き合いに出されます。改めて考えてみるとこれもどうも納得できない。
こういうことです。

2機の等速直線運動をしている宇宙船が周囲に何もない空間ですれちがっています。
この場合、どちらが動いていてどちらが止まっているのでしょうか?

そりゃ、「すれちがっている」のだから両方動いてるんじゃね?と思いきや
「運動の基準が2機の宇宙船以外に何もないのですから、どちらが動いているとも、止まっているともいえないでしょう」
とのこと。うーむ。

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というわけでお手上げ。全然ダメ。
もう少しちゃんと説明して欲しいのですがわがままでしょうか?それとも単に頭が悪いだけなのでしょうか?
しばらく棚上げにしておいてまた暇なときにでも考えてみることにします。
雑誌なんで誰にも質問できないってのが致命的だな。