第136回 TOEIC公開テスト、他

LISTENING 330、READING 320の650点でした。

今回は試験を受けていてサッパリ分からんと思っていたのでおおむね予想通りです。
毎年1回、新年1回目を受験してきて(早いもので)今年で4回目です。点数の推移は、

595 → 640 → 690 → 650

です。
毎年TOEIC用の勉強とかは特にしていないので、そのときの実力がそのまま反映されていると思ってよいでしょう。
で、TOEICは実力が同じなら同じ点数になるようにできているという話を聞いていたのですが、昨年までは毎年点数が上昇していて、嬉しい反面これは何かおかしいな、と思っていました。
そこで、去年の結果を受けてからは以下のように考えています。

TOEICは点数ではなくレベルで実力を判断すべき

TOEICのレベルはAからEまでの5段階になっています。つまりレベルが同じなら点数が違ってもだいたい同じ実力だということです。
そのレベルが示されている、PROFICIENCY SCALE(TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)が以下です(PDFです)。

http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/proficiency.pdf

細かい点数の上下には大して意味がありません。きっとそういうことでしょう。私のレベルは一貫してC(470〜730)です。690点という点数はあと10点で700点台なのですごそうなのですが、レベルはCなので別にすごくないってことです。そのときの問題や体調などによって点数はある程度上下するってだけ。


そんなわけで、自分の実力がようやく把握できたので(おそすぎ!)、次の問題はこれからどうするかですね。
このまま安穏と過ごしていては絶対に英語力は上がらないということはこの4年間で実証済みです。
証明されているというのは意外と迫力があります。揺るぎないですからね。


英語学習に関するあれこれを見ると、まあ他でもそうなんだけど、簡単に英語を学習してしまおう!みたいなノリで満ち満ちている気がします。

別にそんなに難しくないよ!っていう。

もちろんそれが悪いわけじゃなくて、とっかかりとしてはとても良いと思う。勉強することが楽しくないと絶対に続かないし。
でも、それが通じるのもある程度までなんですよね。たとえばTOEICのレベルCまで。点数でいうと730点以下。それ以上に達するには英語に対する確固とした基礎が必要なのだと思います。例えば文法とかさ。文章を読んでちゃんと文意をつかんで日本語に訳せる能力が必要なんだと思います。甘く見ちゃいけない。今は「なんとなく」で英文の意味をつかんでいます。でもやっぱり限界があってわからない英文はほんとにわからない。特にじっくり読んで考える時間がない場合はダメですね。センター試験レベルの英文であの制限時間だったら余裕だけど TOEICレベルの英文と制限時間だとダメです。だからこのままだとTOEICの点数は上がらないわけですね。これは克服しないといけない。避けては通れないのでしょう。大学受験勉強した人が受験勉強で身に付けた(かもしれない)基礎を一度ちゃんとやらなきゃいけない。あとになってみてその勉強のうちどのくらいが自分の中に残るかは分からないけど、やったのとやってないのとではやっぱ違うのでしょう。そんな気がしています。


これがこの1年間と、今回のTOEICの結果を受けて今思っていることです。


そしてちょうど今日、POLAR BEAR BLOG: 英語が読めるようになりたい、けど1冊しか参考書を選べないとしたらというエントリを読んで英文解釈教室という本を知ったので仕事帰りに本屋さんによって前書きを立ち読みしてから自分に合ってそうなので買ってきました。まだ帰りの電車で最初の4ページくらいを読んだだけだけど、すげーおもしろい!


がんばろう。


英文解釈教室 改訂版

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